不思議生物 粘菌とゴブリンシャーク

最近、NHKで不思議な生き物の番組を2つ見ました。

1つは「サイエンスZERO」で見た「粘菌」
もう1つはNHKスペシャル 「幻のサメを探せ~秘境 東京海底谷~」で見たゴブリンシャーク」です。

粘菌は、南方熊楠が研究していて知ったのですが、原生生物で単細胞生物です。
基本的にはアメーバ状で、ゆっくり(1時間に数センチ)動きます。

ここからが不思議なのですが、粘菌は、周囲に栄養素が少なくなると、集まりだしてキノコやコケのような形になり、胞子を作り風に飛ばして移動するのです。
そしてまた栄養が増えた場所になるとアメーバ状になるのです。
動物でも、植物でも、キノコでもない生き物です。

写真で見たことはありますし、森に行けば普通にいるそうです。
こんなのです。カビ系が苦手な方は見ないでください!!
http://www.ne.jp/asahi/capo/ponko/kuwagata/nenkin.html

9/10 粘菌動画を見つけたので貼っておきます。


多分(確証はない)見たことはありますが、動きがゆっくりなので、テレビで早送りで動くのは初めて見ました。

そして最近では粘菌の動きをコンピュータでシミュレートして迷路を解いたり、ロボットを作って動きを研究したりしているそうです。
粘菌は単細胞生物なので脳があるわけでもないのに、迷路の出口と入り口に餌を置いておくと、徐々に最短経路に集まるそうです。その仕組みは至って単純で、餌のある所は動きが活発になり、ない所は動かなくなることで、だんだん餌のある所に近いところが太くなっていくそうです。

単純な原理で最短経路を見出すということで、カーナビ等に応用する研究がされているそうです。
意外に単純な動きの積み重ねで生命の複雑性が生まれてくるのかもしれません。
個々の部分は一つの伸び/縮み/ブレーキ(止まる)の動きをするだけなのに、全体として障害物を乗り越えて進んでいったり、身をよじったような動きになったり、半分の細胞が故障していても全体としては何とか前進していく実験は非常に興味深いものでした。

番組でも言われていましたが、こういう所に記憶のホログラフィー性の原因があるのかもしれません。

番組HPはこちらです。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp210.html

番組でも少し取り上げられていた南方熊楠が私は大好きなのです。
博覧強記。民俗学、生物学、宗教、などに造詣が深かった熊楠。
仏教僧であった土宜法龍との書簡に出てくる「南方曼荼羅」は彼の思想の深さを表していると思います。
熊楠のように私もなれたらいいなと思っております。

熊楠については以前もちょっと触れております。
http://miytak.at.webry.info/200805/article_13.html

もう1つは、「東京海底谷」です。篤姫の後にやってたのを見ました。
「ゴブリンシャーク」という太古から生き残っている珍しいサメが、何と首都圏にほど近い東京湾(といっても久里浜、金谷の南あたり)にいるというのですから驚きです。

「ゴブリンシャーク」和名は「ミツクリザメ」
以下をご覧になればわかるように、かなりグロテスクです。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080831.html

皮膚が薄いらしく、水から上がると血だらけになるので、さらにグロいです。
グロいのが大丈夫な方はこちらのゴブリンシャークもどうぞ
http://www.geocities.jp/haie1976/archive/column114.html

そしてなんと、このサメ、顎が伸びるのです!!!
その様は、トンボの幼虫、ヤゴみたいな感じです。
ヤゴはたしか下あごだけですが、このサメは上あごと下あごが両方伸びます!
動きは遅いのに、顎だけは超スピード!

他にも
巨大タカアシガニ
立って泳ぐ「タチモドキ」
目が「めきょっ」となったフトツノザメ、モミジザメ、サガミザメ
画像
「めきょっ」

東京湾の海底は、サメの宝庫らしいです。他にもいろんな種類のサメがいました。
40種類ほどいるそうで、これだけ種類がいるのは世界でも稀だそうです。

フトツノザメです。
http://www.izuzuki.com/Zukan/Fish/same/hutoTZ.html

モミジザメです。
http://www.godac.jp/top/oceankey/bio_ma.html

東京湾の深海、非常に面白いです。
タカアシガニは水族館で、「東京湾深海の魚たち」コーナーでたまに見かけましたが、網にかかったのを見ると大きさがよくわかりました。
そしてサメもタカアシガニも古代からほとんど形を変えず生き残っているようです。

恐るべし、東京湾。。。

こちらはyou tubeで見つけたタカアシガニです。


ちなみにサメは意外と小食らしいです。あんなに鋭い歯なのに。
だから深海でも生き残れたのでしょうか。

モコナの「めきょっ」の画像は、「風海地図」さんのサイトからいただきました。


南方熊楠の森
方丈堂出版
松居 竜五

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